■9月19日(日)
いつものように6時半頃目が覚める。私だけ別の部屋に寝ていたので、トイレに行く途中みんなの様子をうかがう。宴会をしたテーブルの周りに5人のおじさんが横たわっている。ぐががが〜。熟睡中である。夕べは遅くまでやってたんだろうなぁ。みんなの寝ている様子も写真に撮ったが、さすがに公開は憚られるので、kiyoさんのメガネがお皿に乗っている写真から、大体どんな様子かお察し願いたい。^^;
トイレから戻ってもう少し寝て、7時半頃にシャワーを浴びる。その後外に出てちょっとぶらぶら。しかしピンさんのお宅はすごいね。家の前の広い駐車スペースには10台分くらいのラインが引いてある。今朝はそこに4台の車と4艇のボートが止まっている。夜中に帰った人もいるし、ピンさんももう仕事で出かけていないので、夕べは正に満車状態。とても個人宅とは思えない。みんなが「公民館のようだ」と言うのももっともだ。
9時頃になってみんな起き出した。「おはようございま〜す」と最初は眠そうな声。そのうちみんなシャキッとしてきて「じゃあ片付けますか」と夕べの片付けが始まる。家の主は仕事でいない。他人の家で誰も勝手が分からないが、誰が仕切るでもなく、各自が自分のやることを決めてどんどん動き出す。人数も多いから作業も早い。ゴミのまとめも洗い上げも終わって一息ついていると、みっちさんが珈琲を入れてくれ、その後もっさんがおにぎりを作って夕べのキムチ鍋(かな?)を温めて朝食に出してくれた。今日から参加するカナロアさんも到着して一緒に食事。なんだろう、この心地よい一体感は・・・
まったりと朝の心地よい時間を過ごしていたら、出港予定の10時を過ぎてしまった。まずい、潮が引いてスロープから降ろせなくなる可能性がある。急いでスロープに向かう。他のメンバーも集合している。案の定、水位が下がりギリギリ降ろせるかどうかというところ。何とか全艇ランチングを終え、今日の目的地である佐賀関に向かって全開でGO!
今日も私はもっさん艇。「もっさん仮面」は今日も魚を求めてひた走る・・・
佐賀関で先に来ていたさささんと合流。ポイントを教えてもらい、みんなでジギング開始。最初にこいちさんがカサゴをゲット。続けてイラもゲット。さすがジギングの名手こいちさんだ。
しばらくして昨日から当たっているみっちさんにヒット! ロッドが気持ちよく弧を描いている。これは大きいぞ。ジギングがほとんど初めてのみっちさんも興奮の様子。時間をかけて上がってきたのは良いサイズのヤズ。やりましたね。みっちさん曰く「ジギング楽しぃ〜!」。ふふふ、完全にハマりましたな。~_~
私の方も何とかカサゴをゲット。かろうじてボウズは回避。
しばらくやった後いくつかポイントを変えるが、魚探でのベイトの反応がなく、なかなか釣果が出ない。そこでさささんの後に付いてみっち&MS艇と共に真鯛ポイントへ。
ここでさささんからもらった自作テンヤを試す。エサももらったエビ。ジギングしてたタックルにそのまま付けたので、ラインは1.5号。潮もそれなりに動いていて、なかなか底が取れない。後で聞いたらラインは0.6号くらいの細い奴を使うらしい。0.8号を巻いたリールは持っていたので替えれば良かったんだ。残念。
私の方は相変わらずアタリ無しが続く。いくつか場所を変えてやっていると携帯に電話。さささんから「真鯛釣れましたよ〜」との連絡。早速行ってみると、60アップ(かな?)の立派な真鯛を掲げたさささんが。さすがです。
その後MSさんが帰るというので、同乗していたみっちさんはさささんのボートに乗り換え数十分ウロウロしたが、もう釣れそうな気配もないので馬場の瀬の方に戻ることに。
もっさんはさささん艇の後ろにぴったり付いてスタビ付きのボートが作る引き波に乗っていく。こうするとスロットルをあまり開けることなくスピードが出るので省エネになるのだそうだ。まるでスリップストリーム走法みたいだ。途中いきなりさささん艇が止まるので何事かと思ったら、みっちさんの座っている生け簀から水があふれ出てズボンがびしょ濡れになったとのこと。原因は生け簀にビニール袋が入っていて、それが排水側のスカッパに貼り付いたためらしい。生け簀にビニール袋は厳禁ですな。
とりあえず馬場の瀬まで戻ってみたが、あまり面白い釣りも出来そうもないので、もっさんにお願いして河口でチヌ(クロダイ・キビレ)をフライで狙おうということになった。
今度は昨夜のバースとは違って距離を出さなきゃいけない。いや、いけないわけじゃないんだが、こういうオープンな場所では、出来るだけ遠くにキャストして引いてきた方が広範囲に探れるわけだ。遠くに飛ばすとなるとキャストの仕方も変わってくる。ラインのスピードを上げるために、右手でロッドを前後に振るタイミングに合わせて左手でラインを強く引き、ラインに勢いが付いたら左手を緩めてラインを送り込む、ということの繰り返しをやるわけだ。これが難しい。タイミングがジャストに合わないとラインは簡単に失速してしまう。これは何度も何度も練習をして身体で覚えるしかない。ただ、今回もっさんからその理屈とコツを教えてもらったので、あとは練習あるのみだ。
一生懸命練習に励んでいると、もっさんの携帯にkiyoさんから「河口でなんか沸いてるよ」とのお誘い。どうやらみんな河口に戻ってきているようだ。フライのレッスンは終了して行ってみると、なるほどあちこちでベイトボールが移動しているのが見える。それではとルアーを投げ込んでみると、かかるのはダツばかり。投げても投げてもダツばかり。その中でも絶好調のみっちさんはキビレをゲット。めでたく五目を達成だ。
夕暮れも近づき、そろそろみんな疲れが出てきたので上がることに。スロープの順番待ちの間にTomboyを運転させてもらった。これは楽しい。HammerがドライビングならTomはライディングだ。バイク乗りには良い感じでフィットする。トラックポジションに近いステアリングとノブの使い心地もいい。後部はまるまる釣りのスペースに使えるし、遠州灘はちょっと無理だけど、浜名湖内ならこっちの方が使い勝手がいいかも・・・
さて、みんな上がって片付けを済ませ、またまたピンさん邸に集合。昨日に引き続きranさんも来て、プロの料理人としていろいろ作ってくれる。ありがたや〜。それを待っている間、買ってきてくれた「くろめたこ焼き」というたこ焼きをみんなでつまみながら缶ビール。「くろめ」とは海藻らしいのだが、柔らかい細切りの昆布の佃煮といった感じのものが入っている。これがアクセントになって美味しいのだが、これが入ってない普通のノーマルバージョンでも十分美味い。ビールとの相性も抜群であっという間になくなっていく・・・
このあたりになるともうすっかり写真を撮ることを忘れているので、貼り付ける写真もない。この後も次から次へと出てくる料理をつまみに話も盛り上がり、夜は更けていき、例によって私は耐えきれずにダウン、みんなはまた3〜4時まで話し込んでいたそうな・・・おつかれっした。m(_._)m
■9月20日(月)敬老の日
当初の計画ではこの日も朝から河口でチヌを狙う予定であったが、昨日の釣行を終えた時点でみなさんお腹いっぱい。釣りはもうお終いにしてゆっくりしましょうってことで、この日も遅くまで飲んでゆっくりと起床。夕べの片付けをしながら荷物をまとめ、例によってみっちさんの淹れてくれた珈琲を飲んで一服。その後みんなでブランチを食べに出るが、10時過ぎではまだどこもやっているはずもなく、結局24時間のJoyfullへ。こいちさんの飛行機の時間もあるのであまりのんびりも出来ず、一度ピンさん邸に戻ってそこでお礼の挨拶と再会を約束して解散。私とこいちさんはみっちさんにそれぞれ別府駅と大分空港まで送ってもらうことに。
途中ボートを保管場所まで置きに行くkiyoさんに抜かれる。
私は別府駅でこいちさんとみっちさんとお別れ。秋田と熊本と静岡の人間だけど、また近いうちにどっかで会うんだろうなぁ。^^;
前に来たときもそうだったが、それまで晴れていた空が電車に乗った途端に雲が出てきた。今回は中津あたりでぽつぽつと雨が来た。しかし大降りにはならず。
小倉駅で新幹線に乗り換え。小倉もちょっと雨雲がかかっている。本州の方はどうなんだろうなぁ、と思いながら列車を待つのであった。
今回はこれまでにも増して楽しい旅であった。ここでは一人一人名前を挙げてお礼を申し上げることはしないが、企画をしてくれたkiyoさんはじめ、ホスト役としてお世話してくれた大分の方々、大分の人のような熊本のみっちさん、そして参加された全ての皆さん、本当にありがとう。HammerHeadというボートを買ったことで、素敵なボートライフを手に入れただけでなく、同時に素敵な仲間も得られたことに幸せを感じます。またこれからも一緒に楽しみましょう。^_^