いやはや、すっかり出遅れてしまったが、やっと今年最初の釣行に出た。

天候は抜群、気温もバッチリ、海況は最高、そしてメンテが終わったばかりのHHは絶好調。久しぶりに50km/hで気持ちよくぶっ飛ばし一路遠州灘へ。

まーなんて気持ちの良い日だこと。どでかい太陽の下には他のフネもいっぱいだ。(分かってると思うけど、実際にはこんなに大きくない。カメラのせいだからね。)

釣りの方はぜ〜んぜん釣れない。ジギングしてる人は結構いるけど、みんなも釣れてないようだ。あまりに気持ちいいのとあまりに釣れないこともあり、ここで珈琲を飲むことに。お湯を持参のインスタント珈琲。これはこれで美味いのだ。

久しぶりの景色。遠州灘から見た浜松駅前のアクトタワー。

午後から天気が崩れそうだったのでお昼過ぎに浜名湖内に戻り、久しぶりの浜名湖なのでちょっと偵察してからマリーナに帰港。

釣果はなかったけど、久しぶりだからかどうなのか、結構それなりに充実していて楽しかった。でもやっぱり家族にお土産は欲しいなぁ。今日はサビキを持っていかなかったけど、これからは釣法に拘らず食材確保を優先するように心がけよう。

親戚がガソリンスタンドをやっていて、以前より要らなくなったドラム缶をもらえるように頼んでおいた。それを昨日もらってきたが、家には置くスペースがないし、いずれ新しく買った土地の方で(炭焼き窯として)使うので、そちらに置きに行ってきた。

この土地はほとんどが斜面だが、車一台の駐車スペース分くらい道路面と同じ高さの平面がある。とりあえずそこの草刈りをして、ドラム缶を置いてきた。昼過ぎぐらいまでは晴天で、Tシャツとその上から着ていたツナギが汗びっしょりになった。久しぶりに屋外で作業し、良い運動になった。

作業が終わったら釣り道具を持って歩いて湖畔へハゼ釣り。既にたくさんの人がハゼ釣りを楽しんでいる。家族連れが多い。

今日は去年買ってあったガルプのアオイソメで釣る。こんなんでもちゃんと釣れるかな?とやってみると、すぐにこつこつとアタリが。しかしハリまでなかなか掛からない。本当のエサではないので、味見などをさせず一気に食わせるために垂らしを少なくしてみる。おおー、釣れた釣れた。まだ小さいね。しかしまだ掛かりが悪い。まだハゼも小さくて、ハリが大きすぎたようだ。次はもっと小さいハリを持ってこないと。

結局釣れたのは2時間ほどで4匹のみ。(うち1匹いつの間にか逃げられた。どうやって逃げたかは不明。)さすがにこれだけじゃ持って帰って料理するわけにもいかんので全てリリース。ま、のんびり楽しめたからヨシとする。次はもうちょっと釣れるように考えてこよう。

■9月19日(日)

いつものように6時半頃目が覚める。私だけ別の部屋に寝ていたので、トイレに行く途中みんなの様子をうかがう。宴会をしたテーブルの周りに5人のおじさんが横たわっている。ぐががが〜。熟睡中である。夕べは遅くまでやってたんだろうなぁ。みんなの寝ている様子も写真に撮ったが、さすがに公開は憚られるので、kiyoさんのメガネがお皿に乗っている写真から、大体どんな様子かお察し願いたい。^^;

トイレから戻ってもう少し寝て、7時半頃にシャワーを浴びる。その後外に出てちょっとぶらぶら。しかしピンさんのお宅はすごいね。家の前の広い駐車スペースには10台分くらいのラインが引いてある。今朝はそこに4台の車と4艇のボートが止まっている。夜中に帰った人もいるし、ピンさんももう仕事で出かけていないので、夕べは正に満車状態。とても個人宅とは思えない。みんなが「公民館のようだ」と言うのももっともだ。

9時頃になってみんな起き出した。「おはようございま〜す」と最初は眠そうな声。そのうちみんなシャキッとしてきて「じゃあ片付けますか」と夕べの片付けが始まる。家の主は仕事でいない。他人の家で誰も勝手が分からないが、誰が仕切るでもなく、各自が自分のやることを決めてどんどん動き出す。人数も多いから作業も早い。ゴミのまとめも洗い上げも終わって一息ついていると、みっちさんが珈琲を入れてくれ、その後もっさんがおにぎりを作って夕べのキムチ鍋(かな?)を温めて朝食に出してくれた。今日から参加するカナロアさんも到着して一緒に食事。なんだろう、この心地よい一体感は・・・

まったりと朝の心地よい時間を過ごしていたら、出港予定の10時を過ぎてしまった。まずい、潮が引いてスロープから降ろせなくなる可能性がある。急いでスロープに向かう。他のメンバーも集合している。案の定、水位が下がりギリギリ降ろせるかどうかというところ。何とか全艇ランチングを終え、今日の目的地である佐賀関に向かって全開でGO!

今日も私はもっさん艇。「もっさん仮面」は今日も魚を求めてひた走る・・・

佐賀関で先に来ていたさささんと合流。ポイントを教えてもらい、みんなでジギング開始。最初にこいちさんがカサゴをゲット。続けてイラもゲット。さすがジギングの名手こいちさんだ。

しばらくして昨日から当たっているみっちさんにヒット! ロッドが気持ちよく弧を描いている。これは大きいぞ。ジギングがほとんど初めてのみっちさんも興奮の様子。時間をかけて上がってきたのは良いサイズのヤズ。やりましたね。みっちさん曰く「ジギング楽しぃ〜!」。ふふふ、完全にハマりましたな。~_~

私の方も何とかカサゴをゲット。かろうじてボウズは回避。

しばらくやった後いくつかポイントを変えるが、魚探でのベイトの反応がなく、なかなか釣果が出ない。そこでさささんの後に付いてみっち&MS艇と共に真鯛ポイントへ。

ここでさささんからもらった自作テンヤを試す。エサももらったエビ。ジギングしてたタックルにそのまま付けたので、ラインは1.5号。潮もそれなりに動いていて、なかなか底が取れない。後で聞いたらラインは0.6号くらいの細い奴を使うらしい。0.8号を巻いたリールは持っていたので替えれば良かったんだ。残念。

私の方は相変わらずアタリ無しが続く。いくつか場所を変えてやっていると携帯に電話。さささんから「真鯛釣れましたよ〜」との連絡。早速行ってみると、60アップ(かな?)の立派な真鯛を掲げたさささんが。さすがです。

その後MSさんが帰るというので、同乗していたみっちさんはさささんのボートに乗り換え数十分ウロウロしたが、もう釣れそうな気配もないので馬場の瀬の方に戻ることに。

もっさんはさささん艇の後ろにぴったり付いてスタビ付きのボートが作る引き波に乗っていく。こうするとスロットルをあまり開けることなくスピードが出るので省エネになるのだそうだ。まるでスリップストリーム走法みたいだ。途中いきなりさささん艇が止まるので何事かと思ったら、みっちさんの座っている生け簀から水があふれ出てズボンがびしょ濡れになったとのこと。原因は生け簀にビニール袋が入っていて、それが排水側のスカッパに貼り付いたためらしい。生け簀にビニール袋は厳禁ですな。

とりあえず馬場の瀬まで戻ってみたが、あまり面白い釣りも出来そうもないので、もっさんにお願いして河口でチヌ(クロダイ・キビレ)をフライで狙おうということになった。

今度は昨夜のバースとは違って距離を出さなきゃいけない。いや、いけないわけじゃないんだが、こういうオープンな場所では、出来るだけ遠くにキャストして引いてきた方が広範囲に探れるわけだ。遠くに飛ばすとなるとキャストの仕方も変わってくる。ラインのスピードを上げるために、右手でロッドを前後に振るタイミングに合わせて左手でラインを強く引き、ラインに勢いが付いたら左手を緩めてラインを送り込む、ということの繰り返しをやるわけだ。これが難しい。タイミングがジャストに合わないとラインは簡単に失速してしまう。これは何度も何度も練習をして身体で覚えるしかない。ただ、今回もっさんからその理屈とコツを教えてもらったので、あとは練習あるのみだ。

一生懸命練習に励んでいると、もっさんの携帯にkiyoさんから「河口でなんか沸いてるよ」とのお誘い。どうやらみんな河口に戻ってきているようだ。フライのレッスンは終了して行ってみると、なるほどあちこちでベイトボールが移動しているのが見える。それではとルアーを投げ込んでみると、かかるのはダツばかり。投げても投げてもダツばかり。その中でも絶好調のみっちさんはキビレをゲット。めでたく五目を達成だ。

夕暮れも近づき、そろそろみんな疲れが出てきたので上がることに。スロープの順番待ちの間にTomboyを運転させてもらった。これは楽しい。HammerがドライビングならTomはライディングだ。バイク乗りには良い感じでフィットする。トラックポジションに近いステアリングとノブの使い心地もいい。後部はまるまる釣りのスペースに使えるし、遠州灘はちょっと無理だけど、浜名湖内ならこっちの方が使い勝手がいいかも・・・

さて、みんな上がって片付けを済ませ、またまたピンさん邸に集合。昨日に引き続きranさんも来て、プロの料理人としていろいろ作ってくれる。ありがたや〜。それを待っている間、買ってきてくれた「くろめたこ焼き」というたこ焼きをみんなでつまみながら缶ビール。「くろめ」とは海藻らしいのだが、柔らかい細切りの昆布の佃煮といった感じのものが入っている。これがアクセントになって美味しいのだが、これが入ってない普通のノーマルバージョンでも十分美味い。ビールとの相性も抜群であっという間になくなっていく・・・

このあたりになるともうすっかり写真を撮ることを忘れているので、貼り付ける写真もない。この後も次から次へと出てくる料理をつまみに話も盛り上がり、夜は更けていき、例によって私は耐えきれずにダウン、みんなはまた3〜4時まで話し込んでいたそうな・・・おつかれっした。m(_._)m

■9月20日(月)敬老の日

当初の計画ではこの日も朝から河口でチヌを狙う予定であったが、昨日の釣行を終えた時点でみなさんお腹いっぱい。釣りはもうお終いにしてゆっくりしましょうってことで、この日も遅くまで飲んでゆっくりと起床。夕べの片付けをしながら荷物をまとめ、例によってみっちさんの淹れてくれた珈琲を飲んで一服。その後みんなでブランチを食べに出るが、10時過ぎではまだどこもやっているはずもなく、結局24時間のJoyfullへ。こいちさんの飛行機の時間もあるのであまりのんびりも出来ず、一度ピンさん邸に戻ってそこでお礼の挨拶と再会を約束して解散。私とこいちさんはみっちさんにそれぞれ別府駅と大分空港まで送ってもらうことに。

途中ボートを保管場所まで置きに行くkiyoさんに抜かれる。

私は別府駅でこいちさんとみっちさんとお別れ。秋田と熊本と静岡の人間だけど、また近いうちにどっかで会うんだろうなぁ。^^;

前に来たときもそうだったが、それまで晴れていた空が電車に乗った途端に雲が出てきた。今回は中津あたりでぽつぽつと雨が来た。しかし大降りにはならず。

小倉駅で新幹線に乗り換え。小倉もちょっと雨雲がかかっている。本州の方はどうなんだろうなぁ、と思いながら列車を待つのであった。

今回はこれまでにも増して楽しい旅であった。ここでは一人一人名前を挙げてお礼を申し上げることはしないが、企画をしてくれたkiyoさんはじめ、ホスト役としてお世話してくれた大分の方々、大分の人のような熊本のみっちさん、そして参加された全ての皆さん、本当にありがとう。HammerHeadというボートを買ったことで、素敵なボートライフを手に入れただけでなく、同時に素敵な仲間も得られたことに幸せを感じます。またこれからも一緒に楽しみましょう。^_^

この三連休、5月末の熊本遠征に引き続き、3回目の大分遠征に行ってきた。今回も「H&T Owner’s Meeting」ということで、シュガーレイの兄弟艇「Hammer Head」と「Tomboy」のオーナーズ・ミーティングである。大分ミーティングは、毎回大分在住のkiyoさんが中心となって企画をしてくれるのだが、今回はなんと二泊三日でしかも合宿形式とのこと。さらに三日間ゴリゴリに釣りをするという。天気予報もこれ以上ない好天。もう行く前からウヒウヒ(~_~)の遠征となった。

■9月18日(土)

6:32浜松発のこだまに乗る。名古屋でのぞみに乗り換え、小倉で大分行きの特急に乗り換えるとお昼前には別府に着く。今回は着替えのリュックの他に、パンパンに膨らんだ釣り道具用のショルダーバッグを追加。まあ持ってってもほとんどのものは使わないんだけどね。持ってかないと不安なのよね、釣り人は。^^;

別府に着いたら、秋田からのこいちさん、熊本からのみっちさん、大分の釣り天狗さんとkiyoさんと5人で一緒に昼食を取ろうと言うことになっていて、改札で出迎えてくれたkiyoさんと待ち合わせ場所へ。釣り天狗さんとは初対面なのでご挨拶。照英を一回り小さくしたようなカッコイイ人であった。

その後駅前の店で鳥天定食を食べ(美味かったぁ〜)、釣具屋へ寄って小物釣り用に12gのジグを買い、その後ボートを取りに行って合宿所となるピンさん邸へ。家の主はまだ仕事で不在。カギを借りているので留守宅にお邪魔し、荷物を置いて準備を済ませ、16時にいざ集合場所のスロープへ。

集合場所には福岡からのM場さん、大分のカボスさん、同じくもっさんも来ていて、それぞれに分乗して出港。秋田のこいちさんはkiyoさん艇に。

カボスさんとM場さんは、みっちさんとお借りしたピンさん艇に。

釣り天狗さんはご自分の超弩級カスタム艇に。

そして私は今回、もっさんのTomboyに乗せてもらうことになった。今回もっさんからはフライの手ほどきを受ける予定で、とても楽しみである。

今日の予定は、夕暮れまで馬場の瀬でアジ・タチなどをジグで狙い、日が沈んだらバースでシーバス狙いという案配。馬場の瀬では爆釣とは行かないが、みんなぽつぽつと釣れていたようだ。私も結構良いサイズのタチをゲット。この他にも良い型のムロアジをゲットした。

そのうち近くで「鯛だ鯛だ〜!」と騒ぐ声。見るとみっちさんが良いサイズの真鯛を釣ったようだ。それもクルクルで。さすが地元でクルクル使いのみっちさん。何でも釣ってしまいます。^o^(残念ながら写真ありません。)

と〜おき〜♪ や〜まに〜♪ 日〜は落〜ちて〜♪

そろそろ夕まずめのゴールデンタイムに突入・・・のはずなんですが、釣果の方はそれほど変化もなく・・・そのまま海は暗闇に飲まれていくのであった・・・

海が暗闇に包まれると、突然海上に月が現れた。と思ったら釣り天狗さんのハンマーじゃないですか。

おおー、強力なLEDライトで海面を照らしてるじゃありませんか。この集魚灯で魚を集めて釣るわけですね。しっかしこの装備、すげーなー。@_@;

さて、いよいよお楽しみであったフライのレクチャーだ。キャスティングの基本を教えてもらい、バースに付いたシーバスを狙う。上手くキャスティングできなくても良いから、とにかく一匹捕ってフライの醍醐味を味わってもらいたい、というのがもっさんの心遣い。

慣れない手つきで飛ばないながらも、何とかフライをバースの灯りの明暗部に送り込む。フライが明るいところに出たとこで、シーバスが寄ってきて見ているのが見える。ドキドキする。食えっ、ほら食えっ!・・・食わない。;_; 一度60cmクラスがバシュッと派手にライズした。頑張ってそこを狙うも反応なし。結局食わせることすら出来なかった。残念ではあったがフライフィッシングの雰囲気は体感できた。これは面白いぞ。結構自分に合っていると思う。別の言い方をすれば、ハマる気配濃厚。^^;

時間も21時になるので納竿。スロープに戻ってボートをあげた後、みんなで合宿所となるピンさん邸へ。主のピンさんも仕事から帰っていて、私は初対面のご挨拶。そのうち台所で料理のプロである釣り天狗さんによる捌きショーが始まる。

まずはみっちさんが釣った真鯛。なんと鱗も取らず、頭も落とさず、いきなり身に包丁を入れ三枚におろした。それもあっという間だ。鱗の付いたままの皮を引き、中骨の部分を削いだら次々と刺身になっていく。早い早い。

皿に盛られた鯛の刺身の横には、今度は次々にタチウオが刺身となって盛られていく。カボスを添えて、出来上がったのがこれだ。山盛りの刺身。^o^

それから釣り天狗さんが経営するお店からの差し入れと言うことでオードブルが。うひょ〜。

それから、先に海へ出ていてこのピンさん邸で合流したMSさんのお手製料理。ヤズ(イナダ、ハマチ)のゴマだれ漬けと衣揚げ。どちらも抜群に美味し!

缶ビールで乾杯のあとは、焼酎やワインで延々と釣り談義、ボート談義。

私はこの日朝5時起きで、新幹線は名古屋から岡山まで立ちっぱなしだったし、5時間以上の列車の旅のあと夜まで釣りをやって、普段家では飲まない酒を飲んだもんだから、もう眠気に抗えず1時半頃ダウン。他のみんなは3時半頃までだったそうで・・・元気ですなぁ。^^;

翌日に続く・・・

昨日11日、3ヶ月ぶりくらいになるだろうか、久しぶりにHHで釣りに出た。久しぶりな上にカヤックやらバイクやら他のことをいろいろやっていたので、HHで釣りに出ることの手順やら要領をずいぶん忘れている。そんな状態なので、今回の釣りは欲張らずに浜名湖内でシーバスを狙うことだけに限定した。

しばらくぶりにHHが係留されている桟橋に行くと、この夏の間動かさなかったために、船底やら船外機やらにいろんなものが付着していた。こりゃあスピードがだいぶ落ちるな・・・と思いながらエンジンをかける。一発で始動。毎年春にきちんとメンテしてるので心配はしていない。とりあえず問題なく準備を終え7時過ぎに出港。

奥浜名湖に向けて近いところからポイントを打っていく。反応はまるで無し。水温も海水が外海と入れ替わりやすい表浜名湖でさえ28度前後。奥に向かっていくと水温も上がり30度近くになってくる。おまけに水の中はボラだらけ。大きいのから小さいのまでウジャウジャだ。これじゃあいくらルアーを投げたってシーバスが食いつくはずもない。もっともそこにシーバスがいる気配もない。

奥へくると水温は30度を超える。浅場は捨てて深場を探ってみるが反応はない。シェードのある橋脚も狙ってみるが、こちらも無反応。まあリハビリだと思って場所を変えながら根気よくキャストを続ける。

一番奥の猪鼻湖の奥まで行ってから、さあ次へ行こうとエンジンをかけ、しばらく走ったところでエンジンが急にストール。え?なんで?燃料コックを閉めたっけ?などと思いながら燃料系をチェックするが問題ない。もう一度手押しの燃料ポンプで燃料を送りセルを回すと、かかるにはかかるが、またすぐにストールしてしまう。そのうち全くかからなくなる。まいった。

燃料の次に疑ったのがプラグ。しかしスペアを持っていない。どうしようもないのでマリンサービスに電話する。状況を説明しながらチェックをするが、これまでと同じ。とりあえずプラグを交換してみてダメなら曳航して帰港するということで、助けに来てくれることになった。こういうときにも普段から面倒見てもらっているところがあると心強い。

プラグの交換は、写真のようにチルトアップしてカバーを外し、エンジン後方にある3つのプラグキャップを外し、中にあるプラグをプラグレンチで外して交換する。交換を終えてエンジン始動。一発でかかる。ストールはしない。やっぱりプラグだったのか?

外したプラグを見てみたが、異常は見あたらなかった。昔のエンジンは焼けすぎたりかぶったりということがあったが、今のエンジンはインジェクションで異常燃焼はほとんどない。焼け具合も適切だったし、ブリッジと呼ばれる短絡もない。しかし、マリンサービスの人の話によると、プラグは突然スパークしなくなる現象が事例としてあるそうだ。原因は分からないが、過去に何度か経験しているそうだ。しかし、通常は止めていたエンジンがかからなくなるケースで、走っていて突然止まるケースは珍しいとのこと。

そういうスタッフの経験から毎年プラグを新しいものに替えるようにしていたが、それでもこういうことがあると、果たして替えることが良いことなのか悪いことなのか分からなくなってくる。しかし、いずれにしてもトラブルはいつやってくるか分からないので、フネにスペアのプラグは常備しておくようにしたい。私は身近にヘルプを頼める人がいる環境にあるが、状況によっては自分で交換しなければならない場合も出てくるだろう。今回はその時のためのお勉強だと思えばいい。プラグ3本と工具を常備していることなど大した負担ではない。プラグを係留艇の中に常備となると、密閉容器が必要になるだろう。早速準備しよう。

今日、初めてのカヤックフィッシングに行ってきた。場所は海ではなくダム湖だ。ターゲットはオオクチバス。ここはベイトも豊富でバスの数も多い。しかしバス釣りは5年ぶりだ。しかもダム湖でのボート釣りなど初めて。さらに、これまでずっとワームを使わずトップをメインでやってきた。果たして釣れるのかどうか・・・

前々日に取り付けたロッドホルダの使い勝手もまずまず。大好きなダイワのBHポッパーでオーバーハングのシェードを打っていく。しかし反応はない。時折近くでバシュっとライズがある。おそらくバスだろう。なめとんのか?その後ワンダーやラパラで沈めてみるが、やはり反応は無し。うーむ、やはりそう簡単ではないな。近くにゴムボで釣ってる人がいたが、テンポ良く釣っている。見るとやはりワームだ。でもオイラはプラグで釣りたいのだ。何としてもハードプラグで釣ってやるーっ!

カヤックは動力船と違ってフネの制御はすべて人力で行う。しかも両手を使うパドルで。これが釣りながらとなると、なかなか難儀なものである。風に流されてフネの向きが変わったりポイントに近づきすぎたり離れすぎたり。そのたび毎に、ロッドを置いてパドルに持ち替えて修正を行った後、またロッドに持ち替える。これを頻繁に繰り返すものだから、なかなか釣りに集中できない。まあ慣れてきたら苦にならなくなるんだろうが、まだ始めたばかりだから要領を得ない。もどかしい。

さて、時間も14時近くなったので来る途中で買ってきたおにぎりで湖上昼食。シットオンの良いところは、こんな風に横向きにも座れること。湖の真ん中で、日焼けした足を水で冷やしながら、後ろに積んだ防水のクーラーバッグからおにぎりを出して頬張る。周りは山、頭上は青空。日差しは厳しいが何とも気持ちの良いものだ。

その後も場所を変えて打っていくが、反応は無し。やはり5年もブランクのあるシロート同然に釣れるほど甘くはないのである。まあいい、今日はカヤックの操船に慣れることの方が大事だ。16時に近くなったので上がることにした。

結局浮いていたのは13〜16時の約3時間。しかし漕いでる時間が結構あるので、実際に釣っている時間は意外に少ない。(仕事の電話でも結構取られたし。^^;)一緒に上がったゴムボの人に聞いたら、8時半から釣ってるそうだ。次回は朝から来たいものである。

駐車場からフネを降ろすところまでは、このようにちゃんとスロープが整備されている。が、結構長くて坂もきつい。カートがあれば問題ないが、分割とはいえカヤックを担いで上り下りするのはかなりしんどい。やっぱりカートも買おう。

全部片付け終わってミネラルウォーターを500ml一気に飲み干した。汗が噴き出てきて全身びっしょりに。窓を全開にして車を走らせる。あー、何と心地よい疲労感。カヤックは明らかにスポーツだ。しかも見た目と違って全身運動である。自然を相手に楽しみながら身体も鍛えられる。これはいいぞ。^_^

■5月31日(月)

朝起きてネットでサッカーの結果を調べた。なにー!?中沢のオウンゴールで逆転負けー!?という仰天の結果なるも、3点全ては日本のゴールで相手の入れたゴールはゼロだ。あはは、そう考えれば気分が良い。昨日のハエ釣りといい、サッカーの結果といい、なんか気分が良いぞ。今日は良い結果が出そうな予感。^_^

しかーし、昨日よりもアタリが多くあるも乗らず、風も出てきてまたもや撃沈か・・・というところで「hideoさんが終了って言ったところで終わりにします」というみっちさんのお言葉。そこから数投したところで「よし、これを最後にしよう」と決めて最後の一投を・・・

じゃーん、出ました。正に奇跡の1匹。^o^

実はこの日の釣りは、前日のkiyoさんやもっさんの釣りを見ていて感じたのか、いろいろ考えながら釣るようになっていた。というか、水中のルアーの動きをイメージしながら集中していた気がする。で、それをいろいろ変化させながらやっていたと思う。その集中は、最後の一投が一番高かったのは間違いない。気合いを入れ直し、着水からポイントを通し引いてくるまでずっと集中していたのを覚えている。あぁ、そういうことか、と思った。kiyoさん達は、これを毎回ずっとやってるんだと。今回の釣行で、大事なものを一つ得た気がした。サイズは小さいけれど、価値の大きな1匹である。

みっちさんがせっかく企画してくれて準備してくれて釣らせてくれようとしているのだから、本当に釣れて良かった。みっちさんもとても喜んでくれた。ありがとう。

気分良く終わったところで美味しい料理で腹ごしらえ。カンパチのあら炊きと鯛のあら汁。大変美味しゅうございました。^o^

その後みっちさんに熊本駅まで送ってもらい、そこでお別れ。今回は何から何までお世話になり、本当にありがとうございました。お陰様で熊本と有明海を堪能することができました。快く迎えて下さったご家族の方、特にいろいろとお世話して下さった可愛らしい奥様に、くれぐれもよろしくお伝えください。そうそう、カズくんにもよろしくね。^_^

熊本から博多まではリレーつばめ。博多でのぞみに乗り換えて名古屋、そして浜松へ。つくづく思うけど、ハンマーヘッドという同じボートに乗っているというだけで、なぜこんなにも気が通じ合って気持ちの良い交流ができるんだろうなぁ。きっと、このボートは同じ感覚を持った人が選ぶボートなんだろうね。そういう人たちを惹き寄せる何かがあるんだろうな、このボートには。

■5月30日(日)

昨夜遅くまでの宴会がたたり、みっちさん宅を出たのは結局6時半近くとなり、熊本の港から出たのは8時近くとなってしまった。それでもボートが海に浮かぶと、眠そうだったみんなの顔にも気合いが入ってきたようだ。

朝日に映える真っ赤のトンボイ。さあ、行きますか!

みっちさんのハンマーに続いて、MSさんの真っ赤のハンマーにもっさんの真っ赤のトンボイ。華やかです。

ポイントに着いて私が最初に投げたのはバス用に使っていたサミー(ペンシル)。一投目からいきなり派手なチェイス!しかしその正体はダツ。でも良い雰囲気でやる気アップ!

そのうちみっちさんにも何度かアタリが。しかし乗らない。そして「よっしゃ!乗った!」との声。寄せてみると、あれ?・・・やっぱりダツ。^^;

その後私にもヒット!ぐっと乗って「よっしゃ!」と思ったのもつかの間、寄せようとした瞬間にフッとフックが外れた。掛かりが浅くて身切れしたような感触。がっくし。orz

これが有名な通称「バナナポッキー」。茶色のやつは「チョコポッキー」という。確かに見るからにポッキーである。ここにつくシーバスをデッドに狙っていくのだが、だんだん風が強くなりボートも揺れて狙いにくくなってくる。なかなか反応も少なく、釣りやすいポイントを求めて移動を繰り返す。

お茶目な暴走コンビ。サッカーではシューズの裏を見せたらイエローである。

だんだん風も強くなりウサギが跳ね出したので、釣りにもならず昼を待たずして敢え無く終了。ボートをあげた後、白川の河川敷にボートを置いて、全員みっちさんのクルマに乗ってラーメン屋へ。

ラーメン屋「黒亭」で私は標準のラーメンを。こってり系とんこつの細麺で美味しかった。みっちさんの友人曰く「ゲップが美味いラーメン」だそうだ。何となく分かる気がする。

その後ボートのところまで戻るが、やはりみんな不完全燃焼で解散する気にならない。しばらくそこで話しをする。ところで、翌日は今日合流するぴんさんとみっちさんと私で天草の方へ真鯛釣りに行く予定だったが、明日も風が落ちないだろうとの予想から天草行きは断念することに。旅館をキャンセルして、ぴんさんにその旨を電話。ぴんさんも今回の熊本入りはパスとなった。私はもう一泊をみっちさん宅に泊めてもらうことになり、阿蘇の方へ観光にでも行こうかということになった。

まったり時間を過ごしているうちに、どうにも釣り好きオヤジ達はガマンできないらしく、近くの橋の橋脚を狙ってみようということになった。まずはkiyoさんがルアー、コースや深さ、スピードやアクションをいろいろと変えながら攻めるも無反応。そのうち、もう少し上流に堰堤があったから行ってみようということになり、だんだん釣りモードがエスカレート。ボートを切り離して2台のクルマで行ってみる。

雰囲気的には非常に良い感じ。流れ込んでいるところにはいかにもシーバスがついていそうだ。ここでみんな揃って投げることになるが、ここでもkiyoさんともっさんの二人はひと味違う。常に状況を観察し、どうしたらいいかを考え、考えられる全てを試している。しかも一投一投に集中している。質が高い。いつもこういう感じで釣りをしているのだろう。だからこそ人より結果を出すのだ。凄く勉強になった。

しばらく投げた後、一旦みっちさん宅に戻りお茶をいただきながら話しをした後解散。kiyoさんともっさんとMSさんは大分へ。みっちさんと私はカズキくんを連れて裏の川へハエ釣りに。

急な斜面の竹藪の中を降りていく。竹の枯れ葉が滑るので慎重に降りないと簡単に尻餅をつく。私も一回やってしまった。

竹藪を抜けると川に出る。そこからちょっと歩いたところが流れ込みと淵がある絶好のポイントだ。

石の下にいるカワムシやその他の昆虫の幼虫を捕まえてエサにする。魚は非常に目が良いらしく、ハリよりも小さな虫でもちゃんと食ってくる。のんびりとした釣りだが、これもまた楽し。

結局十数匹釣れて、なかなかの釣果。持って帰って南蛮漬けにしてもらい、夕食にいただいた。特に美味しい魚というわけではないが、自然の恵みをいただくという意味で、何か幸せな気分になった。自然に感謝。

夕食前にまた近くの温泉に連れて行ってもらったが、その途中に寄った菊池神社。大きくはないが風格のある立派な神社だ。ここから見る市街や遠く熊本の金峰山の眺めもいい。うん、本当に良いところだ。

食事の後、ネットで翌日の風を調べたら、今日と同じような感じ。午前中早い時間は釣りが出来そうだ。よし、もう一度同じところでリベンジだ、ということになった。サッカーのイングランド戦を闘莉王のオウンゴールまで見て就寝。明日は5時起きだ。

先週末の29日〜31日と、二泊三日で熊本まで釣行に行ってきた。これは4月初めに浜名湖へ連行された遊びに来た熊本のみっちさんが企画してくれたもので、大分から4名(二日目からもう1名の予定)と私が参加した。

■5月29日(土)

例によって晴天。この三日間はずっと晴れの予報。晴れ男パワー健在。^_^v
熊本まで新幹線で6時間の旅。長時間の列車の旅は慣れっこになったので全然平気。車窓から景色を眺めながらのんびりと向かう。写真は琵琶湖の手前、伊吹山。

駅弁は列車の旅の楽しみの一つ。昼過ぎに博多から乗り換えた「リレーつばめ」の車内販売で買った「つばめ弁当」。以前来たときに買って感動したので今回も楽しみにしていたのだが、パッケージも違うし中身も何だか違う。同じなのは値段だけ。ちょっとがっかり。

熊本駅に着くと、みっちさんが迎えに来てくれていて2ヶ月ぶりくらいの再会。みんなとの合流までまだ時間があるので、熊本城を見に連れて行ってくれた。いやぁ、立派なお城だねぇ。正に闘う城って感じ。特にお城マニアでもないけど、これはかっこいいなぁと思った。昨日浜松に帰ってきてから知ったんだけど、熊本城って入場者数日本一のお城なんだって。

一年前に復元が完了したという本丸御殿の内部。これはなかなかすごいよ。見応えあります。

熊本城を1時間ほど見て、みんなとの集合場所であるみっちさん宅へ。

みんなとの再会の挨拶を済ませると、早速ボート談義が始まる。エンジンを開けてあれこれメンテについて語り合うお三方。男は基本的にみんなメカが好きなのよねぇ。^^;

そうこうしているうちにBBQの準備が始まり、お肉や野菜が焼かれ出す。

みっちさん曰く、熊本と言えば馬刺し。いやぁ、この馬肉と心臓の刺身はめちゃくちゃ美味かったぁ。今まで食べた馬刺しで文句なく一番だった。九州独特の甘くてとろみのある醤油にもバッチリ合った。みっちさん、ありがとう!

ビールで乾杯し、焼いたお肉や野菜をつまみながらボートや釣り、その他諸々の話しが始まる。一人小さいのが混じっているのは、みっちさんの長男のカズキくん。さすがに話しには加われず一人黙々とBBQを食す。渡辺徹を小さくしたようなとっても可愛い子だ。

アルコールも回って興が乗ってきたところで、ranさんが持ってきたギターを取り出してきた。最近は仕事が忙しくて釣りもブログも休止中とのことだが、ギターは毎日練習しているらしい。オープンDのチューニングにしてラグタイム風のソロギターを弾いてくれた。さすがに毎日練習しているだけあって上手い。ranさんのイメージとは相当ギャップがあるけど。^^;

その後もさらに話しは続き、夜は更けてゆく・・・

5時過ぎから始めて4時間。9時過ぎにお開きにしてお片付け。それにしても、こんな広いガレージで仲間が集まってBBQが出来るなんて・・・ああ、なんと羨ましい環境か。T^T

ガレージで結構飲んだのに、うちに入ってからさらに二次会へ突入。次々と焼酎の瓶が空になっていく・・・もしもし?明日は朝早くから出撃じゃなかったでしたっけ?^^;

結局1時頃お開きとなり、一同爆睡。翌日に続く・・・

昨日は初めてロッドケースを載せた軽トラで釣りに行ったが、やはり木の地色のままでは棺桶に見えてしょうがない。観音開きの扉ならまんまそのものである。防水もしなきゃいけないので白くペイントすることにした。仕上がりはご覧の通り。しかし、娘がこれを見て一言。「中からドラキュラでも出てきそう。」

日本式棺桶から西洋式棺桶に変わっただけか? -_-;

ちなみにこの作業台は非常に重宝する。あらゆるDIYの作業に使える。バラバラにして折りたたんでしまえるので収納も便利だ。作っておいて良かった。