「昭和の日」の休日、慣らしツーリング第二弾に行ってきた。向かった先は渥美半島の伊良湖岬。前日練ったプランは、浜名バイパスからそのまま伊良湖まで行って、そこから半島北側のルートを取って蒲郡まで行き、音羽蒲郡ICから東名高速で帰ってくるという案配。10時半頃出発して、まずは浜名バイパスの潮見坂に出来た道の駅に寄る。
まだ出来て間もないようで新しい。駐車場にはバイクもそれなりにいる。先日のようにオヤジ連中ではなく、結構若いのが多い。しかしバイクの種類が違う。いわゆるかっ飛び系のバイクではなく、流し系とでも言うべきか、遊び系とでも言うべきか、ハーレーやトレールのようなのが多い気がする。私ももう遊び系の部類なのだが。^^;
中に入ってみると、何の事はない、このあたりで取れた農産物をまあ安く売ってるという、まるで農協のマーケットのようなもの。あとは食堂と一緒になった休憩スペースかな。外には「遠州焼き」とかいうしらすの入ったお好み焼きみたいなのを焼いてたりとか。とりあえず見物しただけでそのまま出発。
潮見坂を過ぎて愛知県に入ったところで伊良湖方面へと左折。渥美半島の遠州灘側をひた走る。ここは一本道で周りの景色もあまり変わらず退屈な道だ。まあ適度にカーブがあったりアップダウンがあるので、前にクルマがいなければ走りを楽しめない事もない。が、スピードは出やすいので気をつけないと。^^;
途中に寄ったのが、またまた出来たばかりの道の駅。場所は赤羽根漁港の横。 真新しいオレンジ色の建物だ。駐車場はいっぱいだが、バイクはどこにでも駐められるからいいね。ここも中に入ってみると、あれまあ、同じようにここらの農産物と水産物を売ってるだけ。う〜ん、こういうのが流行なのかな?もっともキーホルダーやら訳の分からんお菓子やらを売ってるよりはずっと良いとは思うけどね。
時間も12時を回ったところだったので、この建物の上に上がり、見晴らしの良いところのベンチに座ってお昼にした。お昼は例によって家から持ってきたおにぎりとお茶。これならお金もかからないし、どこでも好きなところで食べられるし、何しろ家で炊いた玄米おにぎりなので安心だ。(コンビニのおにぎりは固くならない。ヤマザキのパンはカビが生えない。何故だろうねぇ・・・)
ここは漁港のすぐ横にあり、フネの出入りがよく見える。写真の左隅の波打ち際に無数の点々が見えるが、これはみんなサーファー。ここの部分だけに結構良い波が立っていたので、みんなここに集中していた。
最初のプランでは伊良湖でお昼にするつもりだったのが、のんびりし過ぎて時間が無くなってきた。おにぎりを食べたら早々に出発。伊良湖岬まであと20kmほど。
伊良湖岬の手前でぐぐっと登り切ったところから見た恋路が浜と伊良湖岬。この坂を上って思い出した。20年前にここまで自転車でよくも来たものだと。やっとの思いで着いたのだが、来た道を帰る事を考えたら「自転車なんかで来るんじゃなかった」って思ったのを・・・
坂を下りると終点の伊良湖岬。駐車場はやっぱりクルマでいっぱい。クルマは空くのを待っているが、バイクは駐車場の隅へしゅるっと入っちゃう。止めたバイクの所から昔から変わってないお土産屋・食堂をVQ1015 ENTRYでパチリ。このカメラで撮るとまんま昭和の写真だねぇ。^^;
時間もないのでさっさと次へ。昨日地図を見ながら行こうと思っていた、観光客は誰も行かないであろう立馬崎灯台へ。ここから三河湾方面を見たらどのように見えるか、それを確かめに。近くの福江漁港もどんなところか興味あったし、とにかくバイクだからどこでも入っていけるから行ってみたくなる。行けなくなったら簡単に戻ってこれるし。^^;
灯台に着く手前で異様なものを見つけた。写真のような大小二つの建物で、中は透けて見える。外壁には弾痕のような跡がいっぱい。ここは三河湾の入り口になるわけで、戦時中は見張り台とかに使われたのだろうか。
更に奥に行くと、別の異様なものを見つけた。太いパイプラインがずっと走っているのだ。「危険」の表示があり、どうやら中を流れているのは石油のようで、先に見える中部電力渥美火力発電所まで続いている模様。その反対側には何があるのか、それは後で分かる事になる。
やっと海岸に出た。いきなり「アオヤギ採り禁止!!」の立て札。密漁が絶えないんだろうね。先に見えるのはノリの網だろうか。あたりはノリの匂いが漂っている。その向こうに見える島は、知多半島との間にある篠島。
海岸沿いの道を走っていくと灯台が見えてきた。これはすぐ側で撮ったから大きく見えるけど、とても小さい。高さは6〜7mだろうか。奥に見える風力発電の風車はかなりデカイ。ちなみに渥美半島の至る所にこの発電風車がある。また渥美半島の山の部分以外はほとんど農地(畑)だ。伊良湖からここまでの道も真っ直ぐなんだが、その両側は見渡す限りの畑。ここだけはまるで北海道のようだ。渥美半島は食料と電力の一大生産地なんだと実感した。
灯台から更に進んでいくと、次なる異様なものが出てきた。あ、これは大分に行った時に見たヤツだ。そうか、ここにタンカーが付けて石油を降ろすんだ。そしてあのパイプラインを通ってさっきの発電所に行くわけだ。 なるほど。
ここから更に進むと福江漁港へ出る。近くに家畜の畜舎があるのかすごい臭いだ。このあたりは沖まで瀬があるようで近くの瀬では潮干狩りの人がたくさん出ていた。漁港の中を走る軽トラックもアサリをたくさん積んでいた。
漁港を出たら、あとは三河湾沿いに走って東名高速に入るだけ。最初のプランでは蒲郡から入る予定だったが、あまりに寄り道をしたので時間が無くなり、豊川ICから入る事にした。
無事豊川ICから入って東名高速を浜松まで。途中浜名湖SAに寄った。新しくなったとの事だったが、何だか道の駅と雰囲気は変わらず。まあ来た記念にと思って写真をパチリ。いやはやこれも、まんま昭和の写真となりました。^^;
この日の走行距離は210kmあまり。燃費はなんと37.5km/L。嬉しいねぇ。(ハンマーの15倍くらいか?^^;)