GPS携帯が出てきたときから予想されたことですが、やはり位置データは収集されていました。(下記引用部参照)
今日、パソコンも携帯電話も通信の履歴は全て記録されていると言っていいでしょう。先の京都大学の不正入試事件で、携帯電話のアクセス記録から簡単に被疑者を特定できたことでもそれは明らかです。パソコンでも自宅やモバイルなど正規に契約している回線からのアクセスなら、プロバイダで保存される記録との照合で簡単に追跡は可能です。行政権力のプロバイダへの情報提出要求も、ネット犯罪が増えているのを理由にどんどん条件が緩和されています。逆に私たち庶民のアクセスには規制が強化される一方です。
「オレは別に悪いことをしてないから見られて困ることはないよ」と言う人もいます。本当にそうなの?ちゃんと考えているの?24時間365日、どこで何をして誰と会って何を食べて何を買ってどんな本を読みどんなブログを書き誰とどんなメールをやり取りし・・・等々を、どこか遠いところから監視されて生活しているのが本当に平気なの?さらに、出身はどこでどこに住んで収入はいくらで家族構成はどうで借金はあるのかどんな仕事か社会保障はどうか健康はどうか保険はどうなのか犯罪歴はあるのか等、国民総背番号制が出来ればすべての情報がリンクして国民は丸裸にされてしまいます。(もう既に半裸状態ではありますが、全ての情報が一元化されたデータベースの威力は絶大です。)
既に「お金(貨幣)」は単に国家の強制力によって価値があると信じられているコンピュータ上の数字でしかありませんが、私たち国民の「生命(いのち)」も、国家に管理されたコンピュータ上のデータでしかなくなる日が近づいているのを強く感じるこの頃であります。
時刻: 4/22/2011 | 投稿者 GaApps
米Wall Street Journalは現地時間21日、米Apple製スマートフォン「iPhone」と米Googleが開発する「Android(アンドロイド)」を搭載する端末が、いずれも端末の位置情報を記録し、そのデータを前者はAppleへ、後者はGoogleへ送信していることがわかったと報じた。
Androidについて同紙は、セキュリティ専門家の調査の結果、少なくとも台湾HTC製のスマートフォンでは端末の位置情報を数秒おきに記録し、1時間に数回Googleへ送信していたことが確認できたとしている。データ送信の際には位置情報に加えて、端末の固有ID、ユーザーの氏名、周辺のWi-Fiネットワークの信号強度なども合わせて送られていたとのことだ。
しかし、他のメーカー製も含めた全ての端末で同様かどうか、また米国外の国でも同じかはわかっていない。
iPhoneについても端末の位置情報を記録し、暗号化されたデータが12時間ごとにAppleに送信されている。データ送信に関しては、昨年Appleが米下院議員Ed Markey氏に対してこの件を明らかにしていたようだ。ただし、位置情報が送信されるのはGPS機能(「設定」→「位置情報サービス」)が有効になっている場合。
UPDATE
件名を修正。
【情報元、参考リンク】
Wall Street Journal/Apple, Google Collect User Data