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風速10mの中、バイクの慣らしをかねてプチツーリングに行ってきた。 ルートはかつてよく走りに来た愛知県の鳳来町までの山道。バイクで走りに来るなんて、一体何年ぶりになるだろう。ちょっと感慨深い。
最初の休憩は、このルートを通るときに必ず寄る満光寺の駐車場。ここには売店とトイレがあり、ライダー達は必ずと言っていいほどここで休憩する。今日もたくさんのライダーがいた。駐車場にはオーナーズミーティングかのようにカワサキのZシリーズがずらり。その中にドカが数台。売店の脇に並んでいるライダー達を見たら、あらら、みんなアタマに白いものが混じったオヤジばっかり。^^; と、その時、ハデにカスタマイズしたモタードに跨って、赤いヘルメットに純白のブーツのライダーがスタンディングで駐車場に入ってきたかと思ったら、エンジンを切って惰性でスーっと列の奥に入っていった。おお、若い元気の良いライダーも来たかと思って見ていたら、真っ赤のヘルメットを脱いだアタマはてっぺんが見事に禿げて周りに白いものが混じった、これまた立派なオヤジであった。思わず吹き出してしまったが、もう若いライダーというものはいないのかもしれないな。と、みんなと同じようなオヤジがつぶやいたのであった。^^;
ライダーウォッチングを楽しんだら早々に出発。次に向かったのは子供が小さかった頃に何度か行った湯谷温泉。相変わらずこぢんまりとした温泉街で、以前とほとんど変わっていなかった。人影もまばらで相変わらず隠れた穴場という感じ。
昔泊まった旅館も変わっていないのを確認して、今日の目的地の鳳来湖へ向かう。鳳来湖に付くと最初が宇連(うれ)ダム。鳳来湖は豊橋や豊川など愛知県東部の水源だ。このダムから上流のある範囲は釣り禁止との立て札あり。じゃあそれより先はいいんだな?と行ってみる。
ここの北東側の岸が走れるようになっているので、一番奥のキャンプ場まで行ってみた。 一応管理棟のようなものがあり、入漁券などの販売もしている。釣り客も何人か来ているようだ。私を出迎えてくれたのは、放し飼いの三羽の鶏たち。エサをくれると思ってるのだろう。一羽、また一羽と、じりっじりっと警戒しながら近づいてくる。自分の食べるおにぎり以外に持ってないので、彼らの目を見て「残念だな、何も無いよ」って言ったら諦めたのか去っていった。意外に賢いな。
後でネットで調べたら、どうやらこの鶏たち、自給自足生活をしている管理人さんのために卵を産んでいるらしい。 で、彼らをイタチなどから守るために犬も飼っているんだそうだ。そう言えば犬もいたな。
彼らが去っていった後、湖を見ながらバイクに腰掛けて持ってきたおにぎりを食べる。ウグイスの鳴き声が聞こえる。とても清々しくて気持ちが良いのだが、さすがに山間部は雲も多く少し寒い。途中雨もパラパラきた。バイク用の防寒着まで買ってなかったこともあり、ちょっとナメた格好で来てしまった。いかんね、山を忘れていたね。 ^^;
帰りのルートは来た道ではなく、新城(しんしろ)市へ出て三ヶ日へ抜け、湖西市から新居町へ。ついでにマリーナに寄ってスタッフの人とちょっとおしゃべり。3時過ぎには帰宅した。今日の走行距離は150kmあまり。
本当に久しぶりだったが、とても楽しかった。慣らしだからあまりスロットルを開けられないが、コーナーが連続するとワクワクするあの感覚が戻ってくるのを感じた。バイクを倒せば倒すほど快感が増すあの感覚。バイク乗りならみんな分かるでしょう?^_^
撮影カメラ:VQ1015 ENTRY
しかし、あれですね、確かに車もバイクも中年が多いと感じていました。最近の世に出るスポーツカーといわれる車は、みんな中高年をターゲットにしたものですよね。
若い子が車やバイクに興味がなくなったと言われるけど本当にそうなんでしょうか?
単に買えない、維持できないだけじゃないかな。所得も低いし。ケータイや外食で銭が消えていくから、という気がします。僕が学生の頃、漫画・バリバリ伝説でバイクブームに火がついて、丁度その頃カウル装着車が出てきて一気にヒートアップしたような気がします。若者の嗜好が変わったのではなく、したいけど出来ないという時代になってしまった、という気がします。
どうなんでしょうねぇ。確かに今の時代、私たちの若い頃と違って更にお金の使い道が多様化してますから、クルマやバイクにお金が回らないのは確かでしょうね。でも、自分たちが若い頃、クルマやバイクが簡単に買えるほどお金が充分にあったかと言えば、そんな事はないと言わざるを得ない状況でしたね。^^;
私たちの若い頃はクルマを持っている事が一つのステータスでしたし、仮にそれがどんなクルマであっても持っているだけで羨望のまなざしで見られたものでした。クルマのためなら一生懸命働いてお金を貯めましたし、学生時代などは15万円で買ったカローラ30でも全然OKでした。今の若い連中は、そんなクルマには絶対乗らないでしょう。^^;
マンガの影響も大きいですよね。サーキットの狼やバリ伝でスーバーカーブームやバイクブームが起きましたが、今のマンガは別の所に興味を持って行ってるんだろうと思います。(私はマンガを読まないので分からないですが。)
ただ、飽食の時代から一気に不況・氷河期の時代になって(させられて)、みんな生活に困っていくんだろうなぁと思います。他人(=お金)に依存しきって生活していることのしっぺ返しですね。これからは自分で自分の身を守らないと。(一人では生きられないので地域共同体作りが大切ですね。)
ひさびさに、楽しそうな日記を読んで、体がムズムズしました。
昔よく読んでいた「モーターサイクリスト」という雑誌の、ツーリングレポートを思い出しました。
「本日のピース回数100回」なんてね・・・
阿蘇の大観望までツーリングする間にピース返すのがたいへんでしたね。ぼくは地元なんだけど、遠くから来ているライダーにとっては、楽しい思い出なんだろうなって思って返してあげてました。
なつかしいなー・・・
>みっちさん
ありましたねぇ・・・何だったんでしょうね、あのピース文化は。^^;
ツーリングに行くと大集団とかいるわけで(って我々も10台前後だったんですが^^;)
頭からお尻までず〜っとピースサイン出しっぱなしなわけですよね。
今から考えると可笑しい光景ですが、まあそれがライダーの挨拶だったわけで。
あ〜、モトトレインってやつにバイク載っけて北海道に行ったのを思い出した。
列車の中でいろんな人と友達になって、道内も途中まで一緒に走ったりしたっけ。
なつかしいなぁ・・・