週末の投票日当日は都合が悪いので期日前投票を済ませてきました。

ここ数日のメディア報道を見ていると、何やら自民党が圧勝だとか・・・。その自民党は何を声高に主張しているかと言えば、軍事力と経済力の増強による国家体制の強化です。いいですか?国家の「体制」つまり「支配メカニズム」の強化です。そのために何が邪魔になるかと言えば、被支配層である国民の様々な「権利」です。その証拠に自民党は憲法改正案に、国民の基本的人権までも制限するような内容を盛り込んできました。

「自民党の改憲案では、平たく言うと国家の利益や秩序のために個人の人権を制約できることになる:想田和弘氏」

「国益を守る」などと彼らはよく言いますが、これは「国家の利益」を守ると言っているのです。「国家の利益」は「=国民の利益」ではありません。国家体制に属するもの、およびそれに関わる者たち(政治的強者たち)の利益を守ると言うことです。その利益のためには国民の権利は制限する、と言っているのです。この構図は、今の原発行政と全く同じです。原発によって得られる利益は「政治的強者」に。生じる負担は「政治的弱者」に。

もし今回の選挙で「民自公プラス維新」が勝利したら戦前のような大政翼賛国家に逆戻りして、私たち国民は塗炭の苦しみを味わうことになるでしょう。こんな事は絶対に許してはなりません。

「民主がダメだから自民へという安易な投票行動は日本を戦前の大政翼賛会国家に引き戻すことになると心得よ!」

国家体制側にいるエリートはそうでないかもしれませんが、私たち庶民たる国民は、国家体制のために犠牲になるような選択を絶対にしてはなりません。自らを守るためにも16日の選挙日当日には明確な意思表示をしましょう。

そうそう、総選挙には最高裁判事の国民審査というものも付いてきます。政治も酷い状況ですが、法の番人たる司法も体制べったりで国民のためには存在していません。今のような司法制度では国民のための公正・公平な裁判など期待できません。これは裁判官個人の問題ではなくこの国の司法全体の問題ですので、それに「NO」を突き付けるためにも「全員に×」を付けましょう。(裁判官は権力から独立した存在ではありません。最高裁判事は人事権を握る最高裁事務総局の意向に沿った判決をしてきた者だけがなれる地位です。)

「×10(バッテン)プロジェクト」

 

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